ROHITOのロカリロロロ

ロック評論家 ROHITOのブログ

DISC REVIEW

GRAPEVINE『Arma』 ―継続は力なりと言わない、こともない― 多分、新聞で読んだと思うけど、漫画家の尾田栄一郎が秋本治に、なぜ休まず継続できるかを聞いた、すると一言「頑張るんだよ」と言ったらしい。 田中和将に、ずっと作品を出し続けるってすごいです…

DISC REVIEW

ART-SCHOOL『スカートの色は青』 ―彼女のヒトミの中に― 発明家がすごいのは、何もないところから何かを作り出すことにある。つまりゼロからイチを生み出すことが最も素晴らしいことなのだ。 初めてのものはなんでも素晴らしい。言うまでもなく、初めて異性と…

ROCK CLASSIC

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『エレクトリック・レディランド』THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE『ELECTRIC LADYLAND』 ―ジミヘンが死んだ理由― 酒と女とロックンロールって古典的な名言を呟いてみる。 昔、沖縄の人から、なぜ人間はお酒を飲むと…

DISC REVIEW

BUMP OF CHICKEN『記念撮影』 ―ネガとポジの先に向けて― 藤原基央は常に物事の両側面を歌ってきた。『FLAME VEIN』は強い自分を『THE LIVING DEAD』は弱い自分を描いたように、光と影、生と死、どちらをも見つめることが誠実であり、真実を捉えることが出来…

DISC REVIEW

BUMP OF CHICKEN『リボン』 ―新しいバンプの始まり― 『Butterflies』でバンプというバンドは藤原基央を巣立った。「アンサー」はその後の藤原基央側の物語だとするなら、この「リボン」は旅立った後のバンプ、その物語の序章と言えるだろう。藤原基央の元を…

DISC REVIEW

BUMP OF CHICKEN『アンサー』 ―あの手紙への返信― 今一度、BUMP OF CHICKENの作品を振り返ってみると3つのポイントがある。1つ目は『orbital period』 で藤原基央の詩の世界で歌われてきた弱い自分と強い自分との統合がなされたこと。2つ目は、「ゼロ」でバ…

ROCK CLASSIC

ザ・ドアーズ『まぼろしの世界』THE DOORS『STRANGE DAYS』 ―それっておかしくないですか~Part 7― 闘う理由も無いのに戦うって、おかしくないですか?だから、働かなくてもいいんですよ、別に。日本がこれ以上、上昇することはないんですから。というSNS上…

LIVE REPORT

GRAPEVINE presentsGRUESOME TWOSOMEguest:UNISONSQUAREGARDENin Zepp Osaka Bayside2017.5.28 グレイプバイン対バンツアーのラストは、ユニゾンスクエアガーデンとの大阪公演。 「エアリアルエイリアン」から始まったユニゾンは、ポップのフォーマットでロ…

ROCK CLASSIC

ザ・ビートルズ『リボルバー』The Beatles『Revolver』 ―33回転目の真実― “今、何回転目?” “そうね!だいたいね~” レコードの針は降りたままだった。今日はビートルズのメンバーに、「リボルバー」についてインタビューをする日。緊張が徐々に高まってき…

ROCK CLASSIC

ザ・ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』The Beach Boys『Pet Sounds』 ―密室トリックの謎― 三十路を過ぎてから、白髪がちらほらと出始めて、あぁもう年だなと思う今日この頃。しかし、こういう発言は後期高齢者に中指を立てるような発言になるので、差し…

ROCK CLASSIC

ボブ・ディラン 『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』BOB DYLAN『BRINGING IT ALL BACK HOME』 ―見える化のススメ― どうもきつねに抓まれたような、たぬきに騙されたような気になってくる。人口知能が現れてから、それに拍車が掛かってきた。現…

DISC REVIEW

ザ・チェインスモーカーズ 『コラージュ』THE CHAINSMOKERS『COLLAGE』 ―チェンジ・ザ・ワールド――Change the World- 音楽とは、人と人とを繋げるもので無くてはならない。改めてそう思った。SNSで世界は繋がったというが、そんなのは嘘だ。ネットでつなが…

DISC REVIEW

長澤知之 『GIFT』 ―開けて閉めて、開けて閉めて、開けて閉めたら…― 虚無僧(こむそう)が放送禁止用語だと知ったのは、中島らもエッセイ集『こらっ』の文中からだった。昔々、深編傘を頭からかぶり、顔を隠し、尺八を吹きながら諸国を回る人たちがおったん…

DISC REVIEW

RADWIMPS『人間開花』 ―10年前から咲いていた花。― ドモホルンリンクルのCMで「女性は花に例えられるけど、その美しさは花とは違い、すぐに散ったりはしない。いくつになっても、何度でも、自分の意思で、自分を輝かせることが出来る。」というナレーション…

MOVIE REVIEW

『君の名は。』 ―NO NAME,NO LIFE??― 東京に住む男子高校生と飛騨の山奥の女子高生の身体が、ある朝突然入れ替わった。という誇大妄想的な出発点から始まるこの物語。一見使い古されたストーリーのように感じるが、この作品は繋がることの喜びと悲しみを捉え…

COLUMN

『さよなら、ザッカーバーグ』ーGOOD BEY !! Zuckerberg CEOー 「あぁ、全部あんたの所為だよ!ザッカーバーグ。あんたの所為で僕らの仮想空間は全て潰された。」心の中で悪態をつきながら、私は京都音楽博覧会の帰りの電車に乗っていた、イライラしながらも…

LIVE REPORT

DIR EN GREYTOUR 16-17 FROM DEPRESSION TO [mode of DUM SPIRO SPERO]in なんばHatch 2016.10.2 現時点でディルが作り上げた最終形の世界観が「UROBOROS」(メジャー7作目)だと僕は思っている。始まりもなく終わりもないという意味にも通ずるように、そ…

DISC REVIEW

KOHH『DIRT』 ―LIVE AND LET DIE― “この街で生きている半数の人は死人だ” 昔観た仏映画のセリフをまた思いだしていた。そう思った理由は、このKOHHの『DIRT』という作品が“生身の自分で生きる”ということを痛烈に提示したものだからだ。 今の世間一般を見て…

LIVE REPORT

京都音楽博覧会 2016 in梅小路公園によせて ―よあけまえとよまいごと― 2016年9月18日、京都の天気予報は雷雨だった。私は京都音楽博覧会(以下音博)に向かうため早めに最寄り駅へ。馴染みの駐車場が何気に終了していたというハプニングに見舞われたが、なん…

DISC REVIEW

KOHH『DIRT Ⅱ』 ―日本でヒップポップが流行らない理由― 何を隠そう、私がHIPHOPにのめり込んだのはエミネムを知ってからだ。それ以降もアメリカのヒップホップアーティストに共鳴することは何度かあった。しかしながら日本のラッパーの中で私の琴線の触れる…

LIVE REPORT

ROCK IN JAPAN FES.SOUND OF FOREST中村一義 森の中で、ガヤガヤ。一曲目に「犬と猫」のワンフレーズ目の歌詞”どおぅおぉ?”と、ドラムの音が鳴った瞬間の高揚感。やっぱり中村一義ですよ!って思ってしまった。 中村一義は麦わら帽子に、焼けた顔?でステー…

LIVE REPORT

ROCK IN JAPAN FES.PARK STAGE藤巻亮太 藤巻亮太がソロで「粉雪」を歌った!っていう熱い思いは置いといて。まずは”粉雪”がロックインジャパンの夏空に舞って始まった。 その後の藤巻のMCから、狙ってそうした的な発言があり、それが今の彼であることを物語…

LIVE REPORT

ROCK IN JAPAN FES.LAKE STAGE米津玄師 日も暮れた18時40分を過ぎたころ、LAKE STAGEに米津玄師が現れた。 米津は、紺色っぽいダボダボのトップスに、赤のガウチョパンツ的なのを履いていた。シルバーのピアスを両耳に垂れ下げ、大層な前髪で目を隠した彼を…

DISC REVIEW

UNISON SQUARE GARDEN『Dr.Izzy』 ―サイトウさん復活♡ んで、これから?― C-C-Bの「Romanticが止まらない」とか、ゲスの極み乙女。の「ロマンスがありあまる」やPENICILLINの「ロマンス」が頭の中でぐるぐる回りだして、なんていうか、この『Dr.Izzy』はそう…

DISC REVIEW

くるり『琥珀色の街、上海蟹の朝』 ―安心して下さい、息吸ってますよ。― 言葉につくせぬこの多幸感、いつか終わりが来るとわかっていたとしてもだ。くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」が初めて耳元でなった瞬間、僕は確かに幸せだった。 上海蟹、かに、カニ…

DISC REVIEW

アノーニ『ホープレスネス』 〜人の絶望を笑うな〜 声が遅れて聞こえてくる。いっこく堂の腹話術「衛星中継」を見ていて、最近世界の全てが色んな意味でズレて来た、そんなことを思う。 私がアノーニというアーティストを初めて知ったのは、同人物の別プロジ…

LIVE REPORT

ART-SCHOOLTour 2016Hello darkness, my dear friendin 名古屋 ell.FITS ALL 2016.7.3 ー永遠のティーンエイジー 久々のアートスクールだった。彼らを観るのは私にとって2004年以来となる。長い年月と幾度かのメンバー交代。その時間の刻印が何かを変えてし…

LIVE REPORT

GRAPEVINETour 2016in 名古屋ダイヤモンドホール2016年6月12日 ―それから、またバインが始まるために― 圧巻の一言。というしかないくらいのアクトだった。今回はニュー・アルバム『BABEL ,BABEL』を引っさげてのツアーではあるのだが、それだけに収まらない…

DISC REVIEW

ART-SCHOOL 『Hello darkness, my dear friend』 ―アイサレルよりアイシタイ― 時は一方向にしか流れないことは言うまでもないだろう。しかし、科学的には光の速度より早く進めば、時空を越えタイムスリップできる。そうなった場合、過去に戻れる可能性もある…