LIVE REPORT

ROCK IN JAPAN FES.
PARK STAGE
藤巻亮太

藤巻亮太がソロで「粉雪」を歌った!っていう熱い思いは置いといて。まずは”粉雪”がロックインジャパンの夏空に舞って始まった。

その後の藤巻のMCから、狙ってそうした的な発言があり、それが今の彼であることを物語っていた。ソロになって色々あったけど、今は色んな制約がなくなったという。

正にそんなステージだった。次に、「大切な人」、”まもりたい”という普遍的な言葉にも強いポップな魔法がかかるのは、やはり、藤巻の声の持つ力なのだろう。

続く「南風」は青空の下にどんぴしゃな楽曲。藤巻を見たい人にとってはこの馴染みの曲を聴いて、歌い出したくなるのは必然だろう。

その勢いから「花になれたら」「スタンドバイミー」が続く。

そして、最後は「日日是好日」歌う前、藤巻は、みんなも日々嫌なことも色々あると思う、けど、それを越えて1日々、大切に生きてほしいという風なことをMCし、歌い出した。

日常に背かず、切り取り、それを極上のポップに溶け込ませ、消化する。
藤巻のポップは、此処ひたちなかでも健在だったし、それを可能にしているのが、藤巻の声、その背後に見えるロックであることもよくわかった。