ROHITOのロカリロロロ

ロック評論家 ROHITOのブログ

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シャムキャッツ 『Friends Again』 ―シャムキャッツがシャムキャッツでいるために― シャムキャッツってバンド名になぜ決まったのか、私は知らない。どこかのインタビューでメンバーが質問されて、答えているのかもしれないが…。それをいいことに勝手に考えて…

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踊ってばかりの国 『君のために生きていくね』 ―消えた玄人と増え続ける素人― 日本では玄人が消えていき、素人が増えてきている。それは色んな職業の人の現状を見ればわかる。汚職刑事や教師の犯罪。本来プロでなければいけない人たちが、プロとしてあるまじ…

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ART-SCHOOL『In Colors』 ―パラダイス・ロストの次の景色― ふと3rdアルバム『PARADISE LOST』を思い返す。本作は、これの次に鳴るべき音だったんじゃないかと思った。2005年はアートが自身のバンド・サウンドに、音響系やダンス・ミュージックを取り入れた転…

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米津玄師『BOOTLEG』 ―オッケ〜 J-POP!― 「こんな日々すら万が一夢幻ならどうしようか。まあそんならそれで大歓迎、こんにちは元の鞘」―――そんな風に毎日考えてみる。そもそもこんな日常で満足していいの?いや、お前は恵まれているからそんなことが言…

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CRUNCH『てんきあめ』 ―take care.ー “はやりやまいはやはりやばい” とある駅舎で、綿矢りさの『蹴りたい背中』がすごいと友達が勧めてきた。この冒頭の一文が韻を踏んでいるところ。まずそこが凄いと熱弁してきた。当時は00年代初頭、海外ではロックにヒッ…

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GRAPEVINE『ROADSIDE PROPHET』 ―グレイプバインという名の進化論― 不確かな記憶だが、田中和将はフランス映画とか渋谷系が苦手だったそうな...。私はそれに対してツッコミたい。グレイプバインほどフランスっぽい日本のバンドはいやへんし、渋谷系以上に渋…

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GRAPEVINE『Arma』 ―継続は力なりと言わない、こともない― 多分、新聞で読んだと思うけど、漫画家の尾田栄一郎が秋本治に、なぜ休まず継続できるかを聞いた、すると一言「頑張るんだよ」と言ったらしい。 田中和将に、ずっと作品を出し続けるってすごいです…

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ART-SCHOOL『スカートの色は青』 ―彼女のヒトミの中に― 発明家がすごいのは、何もないところから何かを作り出すことにある。つまりゼロからイチを生み出すことが最も素晴らしいことなのだ。 初めてのものはなんでも素晴らしい。言うまでもなく、初めて異性と…

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BUMP OF CHICKEN『記念撮影』 ―ネガとポジの先に向けて― 藤原基央は常に物事の両側面を歌ってきた。『FLAME VEIN』は強い自分を『THE LIVING DEAD』は弱い自分を描いたように、光と影、生と死、どちらをも見つめることが誠実であり、真実を捉えることが出来…

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BUMP OF CHICKEN『リボン』 ―新しいバンプの始まり― 『Butterflies』でバンプというバンドは藤原基央を巣立った。「アンサー」はその後の藤原基央側の物語だとするなら、この「リボン」は旅立った後のバンプ、その物語の序章と言えるだろう。藤原基央の元を…

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BUMP OF CHICKEN『アンサー』 ―あの手紙への返信― 今一度、BUMP OF CHICKENの作品を振り返ってみると3つのポイントがある。1つ目は『orbital period』 で藤原基央の詩の世界で歌われてきた弱い自分と強い自分との統合がなされたこと。2つ目は、「ゼロ」でバ…

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ザ・チェインスモーカーズ 『コラージュ』THE CHAINSMOKERS『COLLAGE』 ―チェンジ・ザ・ワールド――Change the World- 音楽とは、人と人とを繋げるもので無くてはならない。改めてそう思った。SNSで世界は繋がったというが、そんなのは嘘だ。ネットでつなが…

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KOHH『DIRT』 ―LIVE AND LET DIE― “この街で生きている半数の人は死人だ” 昔観た仏映画のセリフをまた思いだしていた。そう思った理由は、このKOHHの『DIRT』という作品が“生身の自分で生きる”ということを痛烈に提示したものだからだ。 今の世間一般を見て…